4月と5月は株主優待品が届かず寂しい限りです。その分6月には3月権利確定の優待がたくさん届くはずなので楽しみに待ちます。
今回は、10万円以下で高利回りかつ株主優待がもらえるわたしの保有銘柄を5つご紹介したいと思います。軍資金が限られているけど高い配当と株主優待のどちらも欲しいという方は是非ご覧ください。
ベルーナ(9997)
ベルーナは過去に頂いた優待銘柄としてご紹介した銘柄です。通販カタログや西武球場の命名権保有企業として知られているのではないでしょうか。
5月13日の本決算の発表において配当方針にDOE基準による下限(1.5%)を設定しながら、連結配当性向35%と目処にするとしました。結果、今年度は大きく増配(20.5円→29円/株)予定で、下限も設定されたのでより安心して保有できるようになりました。
配当方針のDOE基準については先月の記事をご参照ください。
ベルーナの5月28日時点での株価や株価利回り、優待含めた総合利回りは以下のとおりです。
金額 (円/株) | 株 数 | 金額 (万円) | 利回り (%) | 権利 月 | |
株価 | 717 | 100 | 7.17 | ー | ー |
配当 | 29 | 100 | 0.29 | 4.0 | 9月/3月 |
優待 | 10 | 1式 | 0.1 | 1.4 | 3月 |
総合 | ー | ー | 0.39 | 5.9 | ー |
株主優待である通販カタログの中には日本酒とワインのラインナップも豊富にあるのでわたしは選択には困りません。
日産証券グループ(8705)
日産証券グループは、日産証券を中核とするグループで、2020年に岡藤HDと経営統合して発足しています。現物、先物取引受託など金の取り扱いで定評があるそうです。日産自動車とはまったく資本関係はありません。
株主優待はQUOカードです。200株以上で300円分がもらえます。500株以上(1,000円)、1000株以上(2,000円)の設定と長期保有による金額アップ条件もあります。
今回取り上げたのは、2月の決算発表において株主優待制度の拡充と配当方針の変更を発表しており、株主還元への積極姿勢が見られたためです。今回の配当方針の変更により大幅な増配となり、高配当銘柄となりました。
株主還元方針:株主価値の最大化と資本効率の向上を意識したバランスのとれた配当の実施。具体的には、連結総還元性向60%以上
日産証券グループの5月28日時点での株価や株価利回り、優待含めた総合利回りは以下のとおりです。200株以上の保有が必要なのでご注意ください。
金額 (円/株) | 株 数 | 金額 (万円) | 利回り (%) | 権利 月 | |
株価 | 180 | 200 | 3.6 | ー | ー |
配当 | (8.5) | 200 | 0.17 | 4.7 | 9月/3月 |
優待 | 3 | 1式 | 0.03 | 0.8 | 3月 |
総合 | ー | ー | 0.2 | 5.5 | ー |
しかしながら日産証券グループは、5/22に株式の立会外分売を発表しています。発表を受けて価値の希薄化を嫌気して翌日から大きく売り込まれました。わたしは、元々500株を保有しておりますので、これを買増しチャンスと捉え分売に参加予定です。(5/31抽選に外れました)
日産証券グループ株式会社 (nissansec-g.co.jp)
SBIグローバルアセットマネジメント(4765)
SBIグローバルアセットマネジメントは、SBI証券傘下で投資信託の設定、募集、運用などの投資運用や投資助言を行うアセットマネジメント事業を中核とする企業です。その他、資産運用全般の情報を比較・分析・評価して顧客に提供し、あわせてコンサルティングなども行っています。
今回取り上げたのは、総合利回りはもちろんのこと株主優待品が仮想通貨のXRP(リップル)ということで、一時的な優待の獲得に終わらず将来的な価値の向上も期待できるからです。
あわせて、当社は配当を14年連続で増配しており、累進宣言こそ行っていないものの実施的な累進配当銘柄ともいえます。
金額 (円/株) | 株 数 | 金額 (万円) | 利回り (%) | 権利 月 | |
株価 | 657 | 100 | 6.57 | ー | ー |
配当 | 21.5 | 100 | 0.29 | 3.3 | 9月/3月 |
優待 | 25 | 1式 | 0.25 | 3.8 | 3月 |
総合 | ー | ー | 0.54 | 6.1 | ー |
株主優待の仮想通貨(XPR)を貰うには、SBI_VC_TRADEの口座開設が必要です。仮想通貨の口座に株主優待が振り込まれるかたちになります。
SBIグローバルアセットマネジメント [ 企業・IR情報 ] (sbiglobalam.co.jp)
研創(7939)
研創は、あまり聞き慣れない企業ですが、金属製の会社のネームプレートやモニュメント、ビルの1階に掲示してあるような案内板では国内ではトップ企業だそうです。
研創は、5月の2023年度本決算において利益配分の方針変更を発表しています。元々、低PBRと優待目当てに購入していましたが、DOE基準(2.5%目安)の配当方針により、増配(15円→21円/株)されより高配当と安定性が増しています。
金額 (円/株) | 数 | 金額 (万円) | 利回り (%) | 権利 月 | |
株価 | 529 | 100 | 5.29 | ー | ー |
配当 | 21 | 100 | 0.21 | 4.0 | 3月/9月 |
優待 | 5 | 1 | 0.05 | 1.9 | 3月 |
総合 | ー | ー | 0.26 | 4.9 | ー |
研創は時価総額が20億円ほどの小型株なので流動性に難ありです。また、今回の配当方針の変更で株主優待の廃止リスクも念頭に入れておいたほうが良い銘柄だと思っています。
サイン・看板メーカー 株式会社研創 | サイン・看板メーカー 株式会社研創 (kensoh.co.jp)
ヤマダホールディングス(9831)
最後は、株主優待の王道・ヤマダ電機のヤマダホールディングスです。業績低迷で優待改悪による株価低迷を余儀なくされていますが、新規で購入するにはよいタイミングではないでしょうか。
金額 (円/株) | 株 数 | 金額 (万円) | 利回り (%) | 権利 月 | |
株価 | 435 | 100 | 4.35 | ー | ー |
配当 | 13 | 100 | 0.13 | 3.0 | 9月/3月 |
優待 | 15 | 1式 | 0.15 | 3.4 | 9月/3月 |
総合 | ー | ー | 0.26 | 6.4 | ー |
株主優待品は、1000円の買い物ごとに500円の割引がされる優待割引券です。100株保有で9月に2枚、3月に1枚が頂けます。また、500株以上(10枚/年)、1000株以上(20枚/年)と保有株数に応じた割引券の枚数設定もあります。
家電だけではなく日用品や食品を販売する店舗も多いので、生活での活用には有り難い優待です。
株主・投資家情報 -YAMADA HOLDINGS- (yamada-holdings.jp)
まとめ
まだ投資を始めてない方は10万円以下で購入でき高配当と株主優待を貰える株から始めてみませんか。また、こんなインフレ時代だからこそ自分にあった株主優待品をもらって生活を豊かにしましょう。
株の取引には手数料が無料の口座を活用するのがおすすめです。安価な銘柄でたくさんの株主優待が欲しい場合には尚更でしょう。
決して購入を推奨しているわけではありません。購入の際は自己責任でお願いします。